ロマンスカーの千代田線乗り入れ

  • 停車駅は北千住、大手町、霞ケ関、表参道の4駅
  • 平日上下合計 4本
  • 土日上下合計 6本

ということか。ベイリゾートいいなあ。

 小田急電鉄東京メトロは19日、来年3月から千代田線の大手町や霞ケ関と、小田急線の町田や箱根湯本の間などに、直通の特急ロマンスカーを走らせると発表した。国内で、特急料金が必要な座席指定の特急が地下鉄を走るのは初めてだ。(アサヒ・コム編集部)

 小田急線と東京メトロ千代田線は代々木上原駅で接続し、今も通勤電車が直通運転している。来春からは、それに加えて、特急ロマンスカーも直通運転される。

 新ダイヤでは、平日は朝夕を中心に上下計4本が、北千住・大手町と唐木田・本厚木を結ぶ。土曜・休日は日中を中心に上下計6本が、北千住と本厚木・箱根湯本を結ぶ。特急だと大手町−町田駅間は45分程度になるという。

 千代田線内の停車駅は、北千住、大手町、霞ケ関、表参道の4駅。代々木上原経由の定期券の利用者が多い上位3駅と北端の駅、という理由で選ばれた。

 年間30日程度、土曜と休日に有楽町線豊洲、新木場と小田急線を直通する列車も走らせるという。東京メトロは、特急券券売機を停車駅のホームに設置するほか、1カ月前から停車駅の窓口でも販売する。なお、地下鉄線内では、設備の関係上、普通列車が特急の待ち合わせをすることはないという。

 小田急線内での停車駅は、従来の特急の停車駅のほか、新たに一部が成城学園前駅に停車する。同駅での特急の停車は初めてとなる。「世田谷区内にお住まいの方は千代田線利用の割合が高い。都区内の近距離客にもロマンスカーが利用できる機会を創り出すことで、新たな需要を引き出したい」(大須賀頼彦・小田急社長)という。小田急は、地下鉄でも運行できるよう設計した新型ロマンスカーを製造し、準備をしている。

 座席指定の特急料金はメトロ線内は一律200円。メトロ線内のみの利用はできず、小田急の特急料金との合算になる。成城学園前までは500円、町田へは600円、本厚木までは750円となる。

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 新たに運行される特急列車の愛称名、運転区間は以下の通り。

メトロホームウェイ

 ・北千住→大手町→霞ケ関→表参道→成城学園前→新百合ケ丘→小田急永山小田急多摩センター→唐木田(平日下り1本)

 ・大手町→霞ケ関→表参道→町田→本厚木(平日下り2本)

 ・北千住→大手町→霞ケ関→表参道→成城学園前→新百合ケ丘→町田→本厚木(土休日下り1本)

メトロさがみ

・本厚木→町田→表参道→霞ケ関→大手町→北千住(平日上り1本)

・本厚木→町田→新百合ケ丘→成城学園前→表参道→霞ケ関→大手町→北千住(土休日上り1本)

メトロはこね

・北千住−大手町−霞ケ関−表参道−町田−小田原−箱根湯本(土休日上下計4本)

ベイリゾート】(臨時列車)

・新木場−豊洲−表参道−成城学園前−新百合ケ丘−町田−本厚木(年間30日程度、上下計2本)