幻想リスト
色々幻想があったんだなあ。
「官僚は貧しいが、高い志を持って律儀に国を守っている」というのは色々とフシギだな。
あくまでも「官僚」に絞って考えると、若年層が薄給だというのは本当だっただろうし労働時間も半端なかったと思われるのだが、中堅以上で「官僚は貧しい」というのは本当だったのであろうか。
かつて日本を覆っていたが(今も?)かなり壊れてしまったと僕が思う幻想リストを載せてみます。(本当にえぐすぎるのは載せていません。)
80年代に成仏
90年代に成仏
- お金や土地は安全な資産である
- いわゆる一流企業に、一流大学と呼ばれるところを出て就職すれば、ある程度豊かな生活は保障される
- 名の通った企業である程度成功すれば、小金持ぐらいにはなれる
- 働いていればほとんどの医療はただ同然で受けられる
- 日本にはAIDSのような怪しい病気はこない
- 水と安全はただ(都市部)
- スポーツで飯を食うなら野球か相撲
- 官僚は貧しいが、高い志を持って律儀に国を守っている
- 中高生の節操(80年代大学生に同じ)
21世紀になって成仏
これからほぼ間違いなく成仏
- 日本人は日本語だけでこれからも豊かさを享受できる
- 水と安全はただ(都市部以外でも)
- がんばって長年働いていれば、働いているときは厳しくても、老後はいくら何でも年金である程度の生活は出来る
- 昔からある、名の通った会社の勤め人になることでかなり無条件に尊敬される(就社的な価値観)
- どんな病院でも、並ぶことさえ我慢すれば誰だって見てもらうことが出来る*1
——きりがないのですが、頭出し的には大体こんな感じ。ジャンルとしては、豊かさを生み出す条件、教育の価値、基本的なものの対価、国が提供する価値、医療システム、安全、日本が基本とすべき産業、、ステータスの根っこにあるものまで幅広いかも。
年代は迷いつつ振っているので、かなり適当ですが、、、あくまで皆さんの頭の刺激になれば幸いです。他にもこんなのあるだろ、とかあると思うので、そんな人はどんどんコメントください。
しかしそれにしても見事な壊れっぷり。臨界点は近い、いやもう始まってる?!