sinet4

sinetでもクラウドですか……

 こういった背景の中、最先端学術情報基盤として、ネットワークレイヤ上に認証レイヤ、スーパーコンピュータ等の計算リソース、グリッド等の連携ソフトでつなぐ学術リソースレイヤをつくっていく。実験装置やスーパーコンピュータをつなぐグリッド、あるいは学術コンテンツ、ストレージ基盤をどうやって共有していくか。その上に、個々の大学等の教育研究活動があるが、地域連携、国際連携などいろいろな活動がこの上で行われていく。さらに学内でも、e-メールなどのセキュリティ、SNSソーシャルネットワーキングサービス)をどうしていくか。これまで、国立情報学研究所は大学間をネットワークでつなぐというミッションの下に活動しており、各大学は、学内LAN等情報基盤を提供し、連携によってこれを実現するというスキームであったわけが、全体像をより明確にして、学術クラウド型サービスを提供していくということを明確にする時代に入ってきているという認識です。