新生児の新型インフルエンザ対策ガイドライン

 出産7日前から母親に症状があった場合、出産後はすぐ母子を1週間隔離し、搾った母乳を第三者が与えるよう推奨した。

 対応案によると、母子間で飛沫(ひまつ)感染しないように新生児を別の個室などに入れるのが望ましいが、それが無理な場合は1・5メートル以上の距離を置く。新生児の感染の可能性を考慮して他の新生児とも部屋を分ける。新生児が発症した場合は、タミフルを投与する。感染が疑われる母子が他の新生児に接触した場合は、その新生児の両親に十分な説明をし同意を求めたうえでタミフルを予防投与できるようにした。

 米疾病対策センターは、1歳以下、とくに生後6か月以下は重症化の恐れが大きいとしており、国内でも妊婦の感染者の増加が予想されることから、学会として対応策をまとめた。