政治将校

ミリタリーブーツの音が聞こえるお!


247 :早○田の食客 ◆3zWaseda2A :2010/01/10(日) 09:13:27 ID:oY+ATgpE


自衛官人権 国会が守る 軍事オンブズマン制 防衛省調査
ttp://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010011002000072.html
2010年1月10日 朝刊
防衛省自衛官の人権を国会の責任で守る「軍事オンブズマン(防衛監察委員)制度」の導入に向け、調査に着手する方針を固めた。同省幹部が明らかにした。
自衛隊の海外活動が定着する一方で、年間百人近い自衛官が自殺していることから、与党内に導入論が上がっていた。
防衛省はドイツなどを参考に、国会に同制度を導入する場合の組織や服務の在り方などを調査、検討する。

同制度は、スウェーデンやドイツなどで兵士の待遇改善やいじめ対策を目的に導入されている。
ドイツでは連邦議会(下院)が防衛監察委員を任命、全兵士は上官を通さず監察委員への通報権が保障され、
監察委員は事前通告なしで全軍施設に立ち入り調査できる。
独軍でも海外活動による負担が高まっており、兵士の待遇に議会が責任を負う制度として重視されている。

日本でも海上自衛隊護衛艦「さわぎり」で起きた自殺をめぐる訴訟で、遺族の原告らが制度導入を国に要求。社民党衆院選マニフェストで提唱した。
同党の阿部知子政審会長は昨年十二月、二〇一〇年度の防衛予算で長島昭久防衛政務官と協議した際、
「長期の活動も想定したヘリ空母護衛艦を建造する以上、自衛官の負担に対応する態勢が必要だ」と制度の必要性を指摘。調査に着手することを条件に予算を認めた。
防衛省幹部は「自衛隊にとって人こそ要。政治の側が自衛官を支える仕組みは極めて重要だ」と、導入に前向きな考えを示した。

◆軍事オンブズ 文民統制にも重要 独など軍の密室性に風穴
◇解説
防衛省が導入に向け調査に着手する「軍事オンブズマン(防衛監察委員)制度」は、海外活動など重い任務が増え、負担の増している自衛官の悩みに、
国権の最高機関である国会が直接、耳を傾けるものだ。政治家が現場の実態を把握する意味で、シビリアンコントロール文民統制)の重要な手段にもなる。

自衛隊では、海外活動が定着し始めた一九九〇年代後半から自殺者が急増。九五年度は四十四人だった
自衛官の自殺者は、二〇〇四年度には九十四人へ倍増。〇八年度も七十六人と、一般の国家公務員に比べて自殺率は倍以上となっている。

だが、命令への服従が根幹の自衛隊組織で、現場の問題は外部に伝わりにくい。自殺と隊内のいじめやストレスとの因果関係が明らかになるのはまれで、
〇八年八月に福岡高裁護衛艦「さわぎり」での自殺訴訟で下した判決が国の責任を認めた初の例となった。

この点、ドイツなどには既にオンブズマン制度があり、兵士からの苦情申し立てをもとに議会の監察委員が調査し、軍組織の密室性に風穴があけられている。
類似の制度はアルゼンチンや韓国でも導入され、民主主義国家では標準的な制度となりつつある。
日本でも自衛隊の海外活動が定着してきた。自衛隊の派遣は政治家が決める以上、自衛官の人権も含めて厳しく監視するのは政治家の責務といえる。(政治部・三浦耕喜)
( ´U`) 今日朝刊見てフイタ、どこまで政治将校だよ___________