丸ビルーM+-TOKIA

ちょっと買い物に行くついでに丸ビルを冷やかしに行こう、ということで、慶応SFCオープンリサーチフォーラム行ってきた。

http://orf.sfc.keio.ac.jp/

安村研究室の「Human Interface 2.0」を聞いて、その後各種展示をぐるぐる。
http://www.hi.sfc.keio.ac.jp/orf2006/

パネラーの発表もさておき、質疑がなかなか興味深かった。

a. UIのデザインは疎かにするべきではない
b. UIでもスキルチェック的な要素の導入の可能性があるかもしれない

とかその辺か。質疑で印象に残っているのは以下。

Q1. googleのUIのデザインはどのように決定されるのか
A1. プログラマが実装したあとにそのままリリースするのではなく、UIデザイナなどを交えて「どうすると使いやすいのか」「これは本当に使いやすいのか」「改善の余地はないのか」などと十分な検討を行った後にリリースする。必要があればユーザスタディなどを行い、誤操作の分析などを行う


Q2. 個人がgoogleなどの巨大企業に勝つ余地はあるか?
A2. フロントエンド単体で勝負できるものであれば天才的なアートによって勝つ余地はある。
しかし、フロントエンド+バックエンドという構成になっているものであると、バックエンドの応答時間が読めない場合と、「どんなクエリでも0.1秒で必ず答えが返ってくる」場合では、フロントエンド側で実現できるものに質的な差が生じる。このようなバックエンドを必要とする構成の場合は個人が巨大企業に勝つのは難しいのではないか。強力なバックエンドを維持することが必要である。

とかいう質疑が興味深かった。

その後は、湧川研セグウェイ、AI3、IP over MPEG-2 TSなどを冷やかして帰宅。結局買い物は行けなんだ(;´Д`)

慶應KDDIFM東京、デジタル放送上でIPデータを配信する技術」というのは、IP over MPEG-2 TSに UDLRを組み合わせただけで、特に独自の開発改良はしてないようだ。ニュースリリースからは読み取れないところであるな。クエナイ。
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/32049.html