医療崩壊

妊婦死亡 町立病院産科休診へ今年8月、奈良県大淀町の病院で、妊婦の容体が急変し、ほかの病院に次々に受け入れを断られた末、大阪の病院で死亡した問題で、この奈良県の病院が来年3月いっぱいで出産の扱いを取りやめることになり、県南部で出産を扱う病院がなくなることになりました。

奈良県大淀町の町立大淀病院で、今年8月、高崎実香さん(当時32)が出産中に意識不明になり、ほかの19の病院に受け入れを断られて大阪の病院まで運ばれ、出産後に脳内出血で死亡しました。町立大淀病院では常勤の医師1人とほかの病院から派遣されている非常勤の医師2人のあわせて3人で、年間150件ほどの出産を扱っていますが、関係者によりますと死亡した高崎さんの出産にあたっていた常勤の医師が退職する意向を示したということです。
病院は、ほかに常勤の医師を確保するめどが立たないことから、来年3月いっぱいで出産の扱いを取りやめ産科を休診にするということです。
退職の意向を示している医師は、「産科のスタッフが少なく、肉体的に負担が大きい」と理由を説明しているということですが高崎さんの死亡がきっかけであることも関係者にほのめかしているということです。
奈良県内には出産を取り扱う病院が26ありますが、県北部に集中しており、これによって県南部で出産を扱う病院がなくなることになります。

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奈良・妊婦たらい回し死亡問題 妊婦が入院していた病院が産科を休止へ
8月、出産中に意識不明となった妊婦がおよそ20の病院で受け入れを断られた末、死亡した問題で、当初、妊婦が入院していた病院が2007年の3月で産科を休止にすることになった。
この病院は奈良県大淀町大淀病院で、病院は「助産師などの確保が難しくなり、リスクが大きくなるため」としている。
この結果、奈良県南部で出産を扱う病院がなくなることになった。
一方、妊婦の遺族は、病院に対する刑事告訴や損害賠償請求の訴訟を検討している。

この結果、奈良県南部で出産を扱う病院がなくなることになった。
一方、妊婦の遺族は、病院に対する刑事告訴や損害賠償請求の訴訟を検討している。

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