オートロックの方が合い鍵を作りやすい、というネタ
被告人 「私が作っていたのはディスクシリンダーなんですが、(鍵穴の)中には板が10枚入っています。その板1枚で5つのパターンの鍵が必要なんです。その板が10枚ですから、5×5×5×5×5×5×5×5×5×5の、5の10乗。1000万通り以上もあるわけです(※実際は976万5625通りで1000万以下)。だから、私は作りやすいオートロックのマンションの方を作っていたんです」
喜々として合鍵の作り方を語っている被告人の発言をさえぎって、裁判官が、
裁判官 「え? オートロックの方が作りやすい?」
この裁判官がオートロックのマンションにお住まいなんでしょうか。興味本位での質問のようでした。
弁護人 「なぜ、オートロックマンションの方が作りやすいですか?」
被告人 「オートロックの場合は…(※模倣犯が出ると困るので詳細は伏せます。その種のマンションに住んでる方はお気をつけください)…なので、作りやすいんです」(snip)
弁護人 「なぜ、そんなことになってるんでしょう?」
被告人 「今まで、100種類以上の鍵を作ってきましたが…、企業の手抜きじゃないかと思います」合鍵強盗犯のプロが語る、オートロックマンションの欠陥。法廷内の全員が驚くとともに、ため息を漏らしている感じです。
弁護人 「そういうマンション以外の合鍵も作っていますけど、それはなぜですか?」
被告人 「さっきも申しましたが、10枚の板が入っているのが普通なんですが、1枚とか2枚抜けているものがあるんですね。板が1枚ないだけで、5の9乗(195万3125通り)で5倍作りやすくなるわけです。2枚抜けていれば、5の8乗(39万625通り)でさらに作りやすくなります」
弁護人 「10枚入っているか分かるんですか?」
被告人 「鍵穴に(合鍵の元になる金属を)跡が残るので、それを見れば“板が抜けているな”とわかります」
弁護人 「その合鍵は、簡単に作れるものなんですか?」
被告人 「工具で合鍵を(手作業で)削るわけですから、大変きつい作業でございまして。簡単に作れるもんじゃないです!」
シリンダが一個か二個ないし三個無効にされているように読めるな。
シリンダ交換を自分でやりたいがノウハウをどこで仕入れてくればいいのかのう。
あと借家で自分でドアのシリンダ交換してると非常に変な人だな。