東大が親年収400万円以下授業料免除

金あるところは積極的だなあ。他の大学はどーやって対抗すればいいんじゃろ……

英断?暴挙? 東大が親年収400万円以下授業料免除



東大の“門戸開放”は、地域間格差を生み出す危険性もはらんでいる
 日本の最高学府である東京大学が来年度から親の年収400万円未満の学生の授業料を免除する。「子供に貧乏人でも東大に行けるという希望を与える」と評価する声がある一方、地方の国公立大学からは「ますます地方と中央の地域格差が広がる」と反発するなど批判も噴出している。東大の試みは“英断”なのか“暴挙”なのか。

 「正直いって持てる者の強さと思いました。東大がそこまでやれば地方の国公立大学はとてもかなわない。ますます地方と中央の格差が広がるんじゃないですか」と語るのは、中部地方にある国立大の入試担当者。

 東大の学部の授業料は年53万5800円。それが来年度から親の年収が400万円未満(税込み)ならば一律でタダになる。2005年に東大で行われた「学生生活実態調査」によれば、親の年収450万円未満の学生は13.7%いる。

 「今も全額、半額など合わせて300−400人の学部生が学費免除となっている。それが170人ほど増えて、予算的には年間で9000万円前後増えるのではないとみています」(奨学厚生グループ担当者)