大学院重点化の終わりの始まり

いやー、ついに・・・・・。

「博士(なんとか)」を持ってる人は水増し世代って見なされる時代になるのかのう

大学院:博士定員見直し質の確保を 政府有識者会議が提言
 政府の総合科学技術会議(議長=福田康夫首相)の有識者議員8人は28日、国際的に活躍できる研究人材を育てるには、大学院博士課程の定員を見直し、入学者の質を確保する必要があるとの提言をまとめた。日本は科学技術を支える人材確保のために大学院の定員を大幅に増やしたが、提言は量から質への転換を促し、実情に応じた定員削減も求めた形だ。博士課程修了者を短期間の任期付きで研究職に付ける「ポスドク」支援も、「博士号取得後5年程度に限るべき」だとしている。

 文部科学省の学校基本調査によると、90年に約6200人だった博士課程修了者は、06年に約1万6000人に達した。しかし、定職に就けない博士課程修了者が問題化していた。

 提言は、日本の大学院や博士課程の現状について「人材の国際的循環から疎外されている」「量的拡大に質的充実が追いついていない」と指摘。博士課程進学時の「入り口管理」を徹底し、研究者以外の多様な進路を前提とした幅広い教育を文科省や各大学に求めた。

 また、ポスドク支援の期間限定で、博士課程修了者が早めに進路を見極める自覚を促すという。【西川拓】

毎日新聞 2007年11月28日 23時23分