レバレッジ人脈術を読んだ
自分なりにいろいろ思うところがあるが、それが明瞭に言語化されていて良い内容だった。
ある人をある会社に紹介したときに「君にはどんな利益があるのか?」と聞かれたが、直接の利益は無くてもいいのだが、わかりやすい理由として「ご飯おごってくれるのを期待しています」と言ったが、真の利益は「人と人、あるいは人と会社が繋がること。そして僕がそのつながりに関与すること」が利益だと考えていたのです。
それによって自分が利益を受けるかもしれないし、受けないかもしれませんが、人とのつながりそれ自体に価値があるんじゃねーかなと思っています。
で、まあ、この「レバレッジ人脈術」でも似たようなことが説かれていて、割と合意できました。
人との関係を「利益」に還元するというのは人によっては嫌悪の対象かもしれませんが、合理的で当方には特にふつーに読めた、というのも一言付け加える必要があるかもしれません。人によっては利益に還元する姿勢が受け入れられないでしょう。
一時期「交流会」に行っていたが、最近あんま意味ねえなと思って参加せずに身の回りに限定して地味に交流していたのだけれども、それも割とこの本で「交流会出ても有意義な関係に発展しないよ」と説明されていて、それなりに納得できた。
以下個人的なメモ
- 偉い人の名刺を集めても効果はない
- 名刺の数を集めても効果はない
- 相手から「会いたい」と思われなければ自分には価値がない
- 偉くなる前、無名な時に知り合う方が利益が大きい
- 「仲良くなりたい」と思ったらパブリックになってる情報を全部集めて全部読め
- 提供できる情報がないか調査して、それを相手に提供する利益として接近しろ
- 人に何かを提供することで、相互に利益が生まれる
- どのように貢献できるかが大事(個人的にはこの構成には同意しない)
- 一般的な情報を提供する
- 何かをプレゼントする
- カスタムした情報を提供する
- 相手にぴったりの情報、人材、会社と相手を繋ぐ
- プレゼントは高価なものでなくて気の利いたものが良い
- 作者は Build NYのウレタン製ワインキャリーケース(1500円くらい)を進めている
- 相手に自分のキャラがわかるようなプロフィールシート(A4 1枚くらい)を作る「ブランディング」をおこなう
- 本を書くことは最高のブランディング
- 自己紹介は時間の無駄なので、先にプロフィールがわかるような情報を提示しておく
- 人と会ったらすぐにフォローのメールを書け
- 昔の人脈は貴重な資産なので、「最近疎遠だし」と思わずに気楽にメールを書け
- 会を開く時は二次会は無しにする覚悟で、一次会を長く取る
- 人がうろうろ出来るような会にする
- オフィスを人が集まれる場所にする
各部時代の研究室は、部屋の居心地がよかったので、人が集まってきた。
なので、これは実体験から同意できる。居心地イイ方が人が集まるのはtrueだと思う。
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/12/14
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