無過失賠償保険は1事故3000万、掛け金3万円/分娩

一時金 600万あると訴訟起こせるなあ……。
掛け金の1000倍ってのは妥当なのかな。脳性麻痺の発生率ってそんくらいなんだっけ。

それはそうと「出産時の事故」じゃなければ支払われないのかしら、という揚げ足取りはさておき、
「染色体異常など先天的な要因の場合は補償を受けられない。」が揉めるね−。
600万円ゲットできるかどうかの瀬戸際だからチョー揉めるね。


出産事故で脳性まひ、補償3千万円 来年元旦から新制度

2008年7月14日21時26分

 出産時の事故で重い脳性まひになった子の救済制度は、来年1月1日に生まれた子から対象に始まることが14日決まった。補償額は、一時金600万円と子が20歳になるまで毎年120万円で、計3千万円になる。

 制度を運営する財団法人・日本医療機能評価機構が同日、産科医療補償制度運営委員会を開き、方針を決めた。

 補償対象は、原則妊娠33週以降に体重2千グラム以上で誕生した子。医師の過失の有無にかかわらず支払われる。

 染色体異常など先天的な要因の場合は補償を受けられない。また出産した施設が、損害保険会社6社共同で扱われる「産科医療補償責任保険」に加入している必要がある。同機構は加入施設にシンボルマークの掲示を求める予定。

 保険料3万円は、妊婦が支払う出産費用に上乗せされるとみられる。このため厚生労働省は、健康保険の出産一時金を引き上げる方針だ。

産科医療補償制度:来年1月スタート…補償額は3千万円

 小児脳性まひの子どもが生まれた場合、分娩(ぶんべん)機関が過失の有無に関係なく金銭補償をする「産科医療補償制度」が、来年1月にスタートすることが決まった。補償額は一時金600万円と、20年間分割で支払われる2400万円の計3000万円とすることになった。

 14日に開かれた同制度運営委員会で、運営主体の財団法人・日本医療機能評価機構が概要を公表し、了承された。今月下旬から医療機関助産所の加入受け付けを始める。

 補償対象になるのは、身体障害1?2級に相当する脳性まひ児で、年間推定二千数百人。分娩機関が同機構を通して損保会社に1件3万円の掛け金を払い、妊産婦側の申請を受けて、産科医らによる審査委員会が支払い要件に該当するかどうかを判断する。

 脳性まひの診断は、重症の場合でも生後6カ月以降でなければ正確にできないため、実際の申請・審査は来年6月1日からになる。【清水健二】

毎日新聞 2008年7月14日 20時30分

支払いは1人3000万円 お産事故の無過失補償

2008年7月14日 20時54分

 出産事故で脳性まひの赤ちゃんが生まれた場合、医師の過失の有無にかかわらず補償金が支払われる「無過失補償制度」について、財団法人日本医療機能評価機構(東京)の運営委員会は14日、赤ちゃん1人当たりの補償金を総額3000万円とすることを決めた。来年1月1日の出産から適用する。

 機構によると、住宅の改造や福祉用品の購入など介護準備の一時金として600万円、残額は毎年120万円を20回の分割で給付する。

 対象は、お産で脳性まひになり、身体障害者等級が1?2級と診断された赤ちゃん。出生児の体重が2000グラム以上で、妊娠33週以上。給付申請は、子どもが1歳の誕生日から5歳の誕生日までの間にする必要がある。先天性の障害は対象外。

 出産事故をめぐっては、訴訟になるケースが増えており、無過失補償制度の創設を日本医師会などが求めていた。
(共同)