大学病院の赤字体質

看護師が仕事してくれるようになったらもっと売り上げ上がるんじゃマイカ

教育・研究の高度化のために積み立てたお金を、病院の赤字の補てんに使わなければならないとは、その大学にとってもたいへんつらいことですし、また、こんなことが他の大学でもおこると日本全体の学術の国際競争力の低下につながるので、これはゆゆしき事態だと思います。そして、もし仮に、この大学病院の3億円の赤字が何年か続くと、今の国立大学法人の制度が今後も変わらなければ、大学自体がつぶれることになりかねませんね。 (私は、病院経営の不安定な浮沈が、安定的に供給するべき教育研究サービスに影響を与える現在の法人制度自体が間違っていると考えています。)

 実は今、赤字の大学病院はどんどん増えており、42の国立大学の附属病院のうち半数以上が赤字となってしまって、大学本部が赤字を補てんしている大学がけっこうあるんですね。ちなみに私立の大学病院も半数以上が赤字なんですけと。

  • 大学院生を使役し人件費を低く抑えてる
  • 働かない看護師を雇用している
  • 売り上げが公定価格で低く抑えられてる

この 3点を何とかしないと改善しないんだろうなあと思うけど、どーもならんのだろうなあ。

保険診療ヤメル大学病院出てきたら興味深いのだけれども