最適化戦略不在

素晴らしく良い事いうなあ

 ちなみに岡田外相は、帰りにジャカルタにも立ち寄ってスマトラ地震被災地の視察にも出掛けた。でもべつに
支援をアナウンスすることもなく、見ただけ。何をするかはこれから考えるというんだけれど、視察の時点で発生
からすでに2週間、それから対策を考えても手遅れもいいところだ。見てるがいい、どうせ何も出てこないから。
ちなみにぼくは当時ジャカルタにいたけれど、現地では岡田の訪問なんか一言も報道されていない。
249 :日出づる処の名無し:2009/11/18(水) 20:34:23 id:xZvAyGou
 とにかくすべて目的意識皆無で、とりあえず出掛けただけで中身がまったくない。でも、これは明らかに鳩山
外交の基本方針らしい。その前にアメリカに行った赤松農水相も、相手と日米FTAの話すらせず、今回は握手
しに来ただけという趣旨のことを平然といっていたし。すべて形式だけだ。アメリカの入念な根回しとはなんたる
差だろう。
◇次に反故にするのは?◇
 でも外交に限った話じゃない。鳩山政権はすべてこれだ。形式にばかりこだわり、中身がまったくない。脱官僚
国債を出さない、天下り禁止、みんな手法だ。でもその手法で何を実現したいの? それが皆無なのだ。そして
やがて中身が問題になって収拾がつかなくなると、その形式までグズグズに崩れてしまう。
 ちなみに前号の本誌で、竹内薫氏は鳩山首相が理系だから「科学的な最適戦略」を採用しているのだと主張
していて、ぼくは唖然とした。竹内氏はいろんな意味で先輩なのでケチはつけたくない。でもぼくにいわせれば、
鳩山政権に最も欠けているものこそ、まさにこの最適戦略の考え方なのだ。
 だって鳩山政権には、何をもって最適とするかという基準が何もないじゃありませんか、竹内先輩。国家戦略
局は、OR的な科学的最適戦略を意味する、と竹内氏は書いていたけれど、その戦略局が一向に動かないのは、
まさに鳩山政権に最適戦略がないことを見事に象徴しているんじゃないだろうか?
 補正予算見直しでも、「無駄」はほとんど見つからない。非常時用のリザーブまであれこれ取り崩して、それでも
山ほど出てくるはずの削減分は3兆円にもならない。前号でぼくのいったとおりでしょ? ちなみに理系でなくても、
最適戦略くらいみんな直感や試行錯誤で実行している場合も多いのだ。ORは重要だけれど、あまり過信する
のは考え物ですよ。
 が、それはさておき給油問題はどうなるだろう。鳩山は給油やめるという。アメリカは、続けろという。鳩山は、
岡田がアフガン行った話をする。アメリカは、そんなの関係ないし意味もない、パキスタンは続けろといっただろ、
テロ対策をどう世界にアピールするんだ、とギリギリ詰めてくる。で、結末はどうなると思います?
 いま、郵政問題で民主は天下り廃止まで反故にした。さて、彼らが次に反故にするのは何だろう?

ttp://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091118-00000001-voice-pol