デーモン記事

なんか微妙な記事だなあ。。。。。。。

陣痛促進剤:点滴の調整装置を義務化 過量投与を防止


 陣痛促進剤による子宮破裂などの被害が相次いでいることから、医療機関が投与する際に、危険性を説明して妊婦の同意を得ることや、過量投与を防ぐため点滴の量をコントロールする装置の使用が添付文書(説明書)の改訂で義務づけられた。被害者らでつくる「陣痛促進剤による被害を考える会」(愛媛県今治市)などが17年前から要望しており、出元明美代表は使用の厳格化を歓迎している。


 陣痛促進剤は、陣痛を誘発したり強める時に使われるが、人によって作用に100倍以上の差があるとされている。子宮の強い収縮によって胎児が脳にダメージを受ける副作用が知られ、点滴する際には、ごく少量ずつ投与し、母子の状態を見極めながら使用しなければならない。


 同会によると、00年からの10年間で、少なくとも90件の副作用被害が報告されている。脳内出血などで子どもや母親が亡くなったり、重度の障害が残った例もあるという。


 こうした事態を重視した厚生労働省は先月1日付で、陣痛促進剤を製造する5社に対し薬の添付文書の改訂を指示した。各社は先月10日までに、インフォームド・コンセント(十分な説明に基づく同意)を求めることを添付文書に明記。子宮破裂や脳内出血、(胎盤が出産前に突然はがれる)常位胎盤早期はく離などが起こる危険性があるとして、分娩(ぶんべん)監視装置による監視などで妊婦の状態を観察し、適切な処置を行うことなども書き加えた。出元代表は「さらに陣痛の状況に応じた用法・用量も詳しく書くことが必要だ」と話している。【奥山智己】