カオスCDMA+ICAで性能向上???

記事を見ると記者はアホだということがわかるが、カオスCDMA独立成分分析/ICAを組み込んで性能向上させたようだ。
特許事務所でインターンシップしてるときにフェーズドアレイでのICAの話やったなあ、と少し懐かしく。

現在主流のCDMAと呼ばれる方式では、同じ周波数の電波を複数の携帯電話で共用している。それぞれの通話データに識別用の符号をつけて各通話を分離しているが、この方法だと、通信スピードをさらに上げることは難しい。
 梅野さんらは、ひとつの通話に対し、携帯電話と電波をやり取りする「基地局」を複数利用することで、通話を分離する効率を上げることに成功した。この方法が実用化されれば〓

ICAを従来のCDMA方式※4の携帯電話の電波に適用すると、特定の位相差ではまるで分離できなくなる(従来のCDMA方式の電波は、ICAにとって「個性がなく聞き分けづらい声」である)ことが分かっていました。この問題に対して堀玄(げん)副チームリーダー等は、株式会社カオスウェアで開発されたカオス理論に基づく通信方式(カオスCDMA方式)の電波が、ICAにとって「個性的で聞き分け易い声」であることに着目し、カオスCDMA方式とICAを組み合わせて実験を行ったところ、特定の位相差で分離精度が落ちることがなく、従来のCDMA方式と比べて格段に高い精度で電波を分離できることが分かりました。>