YOHANと青山ブックセンターが飛んだ
あーあ、洋販はどーでもいいのだが、青山ブックセンターまた飛ぶのかよ。
出版産業の変遷と書籍出版流通―日本の書籍出版産業の構造的特質
- 作者: 蔡星慧
- 出版社/メーカー: 出版メディアパル
- 発売日: 2006/11
- メディア: 単行本
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「東京」 日本洋書販売(株)(資本金15億3786万円、東京都港区元赤坂1-1-8、代表軒野仁孝氏、従業員52名)は、7月31日に東京地裁へ自己破産を申請した。
当社は、1953年(昭和28年)11月に洋書の卸販売を目的に設立。洋書輸入販売業界ではトップクラスの実績を有する業者で、「NEWSWEEK」「TIME」など有名雑誌をはじめ、「ハリーポッター」シリーズなど一般書籍、専門技術書など幅広く扱っていた。米英など英語圏を中心に、独仏伊など約20ヵ国約150社と取引関係を有し、取次業者、書店、百貨店などの販路を有していた。「洋書はYOHAN」のブランドも確立され、92年9月期には年売上高約96億3800万円を計上していた。
2003年6月には同業の(株)タトル商会を合併したことで、更なる高い市場シェアを獲得。近年では、同業者のM&Aも実施してグループ化し、書籍店舗を積極的に新規出店するなど拡大路線を進めていた。
なお、グループ会社で、「青山ブックセンター」運営の(株)ボード(2004年7月、民事再生)の継承会社である洋販ブックサービス(株)(資本金4億2921万5300円、同所、同代表、書籍小売店「青山ブックセンター」「流水書房」など運営、2005年8月設立)は、同日同地裁へ民事再生法の適用を申請した。
2004年7月16日に、主帳合取次会社の栗田出版販売が株式会社ボードほか運営会社計3社に対して破産の債権者申立てをしたことから、全店営業中止。その後、7月30日に運営会社3社と日本洋書販売(洋販)が民事再生の申立てを行い、破産手続を中止し、3社の株式80%を洋販に譲渡することとした。同社の支援で同年9月29日に本店と六本木店が営業再開。