派遣社員は社食3割り増し

うーん、まあ、冷静に解説されるとそうかな。
ありそうな話だ。取引先の人間優遇するとまずいんだろうなあ。

あと、「肩書きが派遣社員ってのも身分が違うということを示してるんじゃね」という指摘もなかなかおもしろい。

───犯人の残したメモ(携帯の掲示板への書き込み)は驚くほど稚拙で気が滅入るが、見過ごせない記述もある。例えば派遣先の社員食堂で、派遣社員は正社員の3割増しの料金を取られるという。ひどい話だが、実は日本の会計制度や税制はそうなっているのだ。企業にとって派遣元というのは、仕入れ先であって、派遣されてくる人間は取引先の人間なのだ。そうした人間に、原価割れした値段で社食の食事を出したら損した部分は「福利厚生費」ではなく「交際費」になってしまう。税法上もそうだし、商法上もダラダラ交際費として出していたら背任になりかねない。露骨に「コストダウンのために派遣に切り替えた」というだけでなく、法制度がそうした差別を後押ししているのだ。少なくとも「共に働く仲間」への処遇ではない。しかも支払い能力は派遣社員の方が正社員より格段に劣るのだ。