チェロ陰嚢

「チェロ奏者が構えるチェロと陰嚢は、物理的に接触しないため、報告した症例はあり得ない」と考えていたが、誰もこの点に気付かず、そのままBMJに掲載されたという。

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BMJの査読はどうなっているのか!

30年前に発表の症例「チェロ陰嚢」はウソ、英医師が告白

ロンドン(CNN) 英国で「約30年前に発表した『チェロ陰嚢(いんのう)』という症例はウソでした」と、貴族院議員も務める女性医師が告白、話題になっている。

30年以上前の「ウソ」を明らかにしたのは、エレイン・マーフィー医師。28日に発行された、国際的にも権威ある医学誌BMJ(英医師会雑誌)への書簡で明らかにした。

マーフィー医師は1974年、別の医師が報告した「ギター乳首」という症例を読み、似たような症状がチェロ奏者の陰嚢でも見つけたと報告していた。

マーフィー医師は、全くの冗談のつもりで症例を報告。「チェロ奏者が構えるチェロと陰嚢は、物理的に接触しないため、報告した症例はあり得ない」と考えていたが、誰もこの点に気付かず、そのままBMJに掲載されたという。

楽器奏者には、演奏する楽器によっていろいろな健康上の問題が生じることが知られている。例えば、バイオリン奏者の首、フルート奏者の顎(あご)、チェロ奏者の胸など。

BMJ側は、「医療上の詐欺行為や違反行為については厳しく対応しているが、この件については、誰も傷つけられた人はおらず、BMJがまんまとだまされただけで、長年にわたって誰も気付かなかったのは、ある意味ですばらしい」と、マーフィー医師を非難していない。