奈良の妊婦死亡事件その後

今、晋輔さんは奈良県内の実家に身を寄せ、母や兄嫁に助けてもらいながら育児を続けている。主治医を責めるつもりはない。ただ、何があったのかきちんと説明してほしい、間違いがあるなら謝ってほしい、そして、悲劇は妻の命で最後にしてほしい――願いはそれだけだ。

だいぶ論調が軟化したなあ。といいつつ、やっぱりお涙ちょうだいは残る。

亡くなった高崎実香(みか)さん(当時32)が命を懸けて産んだ奏太(そうた)ちゃんは、夫の晋輔さん(24)が抱き上げるとおっぱいを探すようなしぐさをする。「もっと医師に強く言っていれば。助けてあげられずにごめんな」。遺影に向かって自分を責める日々が続く。

8日午前0時すぎ、陣痛に苦しんでいた実香さんが頭を押さえて意識を失った。「大丈夫ですか。頭に異常とかないですか」。夜から付き添っていた晋輔さんは、主治医や助産師に何度も問いかけたが、同病院で対応しきれず、ほかの病院からも次々に断られた。ようやく搬送された国立循環器病センター(大阪府吹田市)で脳内出血と診断された実香さんは、帝王切開と脳の緊急手術を受け、奏太ちゃんを出産した。

医師に強く言ったら何がどう変わったのかは報道すべきところじゃないのかな。
暗黙に「強く言えば助かった」「医師の誤診があった」というのが含まれているように感じる。さんざん言われていることではあるけれど、

  • CTとってる途中に病状悪化したらどうするのか。誰の責任なのか。
  • CT取ってる途中に受け入れ先が決まったらするのか。二度も三度も余計な移動が必要になって、リスクが増えるんではないのか。
  • CTを無事にとり終わったとして、脳内出血が見つかってどうするのか?受け入れ先が増えるのか?
  • 分娩中の脳内出血を受け入れる病院があったとして、この病院で取ったCTを資料として使うのか?

などという疑問は尽きないし、新聞各社およびTV局等マスコミは取り上げない切り込まない。物足りないなあ。


それにしても、必ず数珠が写るように写真写すね。気になる。