懲りずに奈良事件を考える。青木絵美記者とは何者か。

「マスコミたらい回し」とは? (その35) もし、青木絵美記者が本当に妊娠中なら、この「大淀病院産婦死亡事例」記事は信頼できるか?

面白い。

1. 青木記者が妊娠中
2. 奈良県立医大産婦人科教室出身の医師が、青木記者の主治医or主治医の指導的立場
3. その医師が青木記者の「医学的情報」のネタもと(大淀病院産婦人科医長と同期という噂も)

というような形で書かれている。

 「お世話になってる先生」から「聞いた言葉」

 その先生の「個人的な感情」に振り回されてor影響
されて
 「県立医大大淀病院が不利になる方向」で記事を書いた
ということになるんですけどね。

とある。

奈良県立病院に勤務する医局外(奈良医大以外出身者の医師)の微妙な心情が記事に反映されているのでは、ということか。

どこからか検証する人出てこないかなあ。しかし、あんな記事書いて、本当に妊婦だとしたら、
県立病院にしても、今までより患者数は増え、更に医師は激務になり、妊婦は更にハイリスクになるわけだが……。

もし、本当に妊娠しているのにあんな記事を書いたのだとしたら大バカもいいところだな。

青木記者の記事を比較してみる

「記者の目:「次の実香さん」出さぬように」
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/kishanome/news/20061026ddm004070125000c.html

「分べん中意識不明:18病院が受け入れ拒否…出産…死亡」
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/archive/news/2006/10/17/20061017k0000m040150000c.html

という二つの記事に「青木絵美」という署名があったので、比較してみる。

  • 国立循環器病センター

産科担当医は取材拒否。

満床を理由に受け入れを断った県立医科大学付属病院(同県橿原市)も個人情報を盾に「一切答えられない」の一点張りだった。

産科担当医は急変から約1時間45分後、同県内で危険度の高い母子の治療や搬送先を照会する拠点の同県立医科大学付属病院(橿原市)に受け入れを打診したが、同病院は「母体治療のベッドが満床」と断った。

医大病院は、当直医4人のうち2人が通常勤務をしながら大阪府を中心に電話で搬送先を探したがなかなか決まらず、午前4時半ごろになって19カ所目の国立循環器病センターに決まったという。

容体の変化などを大淀病院事務局長に尋ねても、「医師から聞いていない。確認できない」。

遺族は「意識不明になってから長時間放置され、死亡につながった」と態勢の不備や病院の対応を批判。大淀病院側は「できるだけのことはやった」としている。

大淀病院はこれまでに2度、高崎さんの遺族に状況を説明した。それによると、産科担当医は入院後に陣痛促進剤を投与。容体急変の後、妊娠中毒症の妊婦が分べん中にけいれんを起こす「子癇(しかん)発作」と判断し、けいれんを和らげる薬を投与した。この日当直の内科医が脳に異状が起きた疑いを指摘し、CT(コンピューター断層撮影)の必要性を主張したが、産科医は受け入れなかったという。

大淀病院の原育史院長は「脳内出血の疑いも検討したが、もし出血が判明してもうちでは対応しようがなく、診断と治療を対応可能な病院に依頼して、受け入れ連絡を待っていた」と話した。

 一方、高崎さんの遺族は「大淀病院は、総合病院として脳外科を備えながら専門医に連絡すら取っていない。適切な処置ができていれば助かったはずだ」と話している。【

NICUに9床を持つ県立奈良病院奈良市)では、緊急処置の必要な妊婦受け入れに対応できるよう、正常分娩の妊婦を開業医に移す自助努力を重ねてきた。

その後、同病院産科当直医が午前2時半ごろ、もう一つの拠点施設である県立奈良病院奈良市)に受け入れを要請。しかし奈良病院も新生児の集中治療病床の満床を理由に、応じなかった。


うーん、多少温度差はあるような感じは受けるが、確定するほど差があるとも思えないなあ。
引用部だけ読むと、県立奈良病院医大病院の差はそんなに無く見える。
もちろん全体を通して読んだ場合に差がつけられている、というのはあるし、
天漢日乗さんが言及している下記の記事においてはアンバランスさが無くはないように感じる。

「記者の目:「次の実香さん」出さぬように」
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/kishanome/news/20061026ddm004070125000c.html

今日googleさんに聞いて分かるのはそれくらいかなあ。どこからか新しいネタが出ないかなあ。