霞ヶ関の日々雇用

公務員:中央省庁の4人に1人「日々雇い」 有給休暇なく
 東京・霞が関の中央省庁で非常勤の公務員として働く人が1万3143人いることが、国家公務員一般労働組合(山瀬徳行委員長)の調査で分かった。非常勤公務員は形式上一日ずつ雇用契約を更新する「日々雇い」と呼ばれ、雇用の不安定さが問題視されている。中央省庁の公務員数は約4万人で、4人に1人は非常勤が占めることになる。

 調査は、同労組に加入する組合員から「2年働いているのに有給休暇がない」など労働条件に関する相談があったことから実施した。その結果、短期間の雇用契約を繰り返しながらも、常勤の公務員とほとんど同じ仕事をする人が増えていることなどが分かった。

 中には雇用期間が6カ月超えると与えられる有給休暇を与えないために、6カ月直前にいったん解雇してまた雇う脱法行為をしている官庁もあった。同労組は「同一労働同一賃金の原則に立ち、日雇い扱いをやめ、諸手当や休暇を与えるべきだ」と訴えている。【東海林智】

毎日新聞 2007年7月17日 19時10分
http://megalodon.jp/?url=http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070718k0000m040041000c.html&date=20070718104202

くけけけけけ