年収400万以下は学部の授業料無料

東大が保護者の年収が400万以下なら学部の授業料・学費を無条件で無料にする、という話。

  • 保護者の年収が400万以下なら学部の授業料無料
  • 家族が4人の家庭では350万以下でないと免除されていない
  • 免除実績があるのは、扶養家族が多い場合でも700万まで
  • 授業料収入のうち 5.8%までしか免除できない(学部によらず一律の授業料なので、総学生数の5.8%とほぼ同値)
  • 2000-4000万程度の負担増と見込んでいるので、400-800人程度をこれまでの実績に上乗せで免除にする

という風に見えるなあ。

東京大学が来年度から親の年収(給与所得)が400万円未満の学部生の授業料を無条件でゼロにする。

 東大の学部生の授業料は年額53万5800円。これまでは、免除額の合計を授業料収入の一定割合(5.8%)とする国の基準に従っていたため、収入がいくらなら免除になるかは入学後の審査まで決まらなかった。

 今年度に全額免除となったのは、4人家族の標準的な家庭で年収350万円程度まで、扶養家族が多い場合などは700万円程度まで。ただ、この方式では自分が免除になるかどうかは事前には分からないため、安心して受験できないという問題があった。

 そこで東大は、免除になる収入額を事前に示し、国の基準を上回った部分は東大自身が負担する方式に改める。負担額は2000万〜4000万円程度と見込んでおり、経費の節減などで工面する。