中国の人身売買
おえ……
中国の無法地帯っぷりは色々なところで指摘されていて、国家予算・地方行政府予算の何十パーセントだかが高官のポケットマネーになるとかあーだこーだと尽きないのだけれども、基本的に都市部あるいは高官、企業人の犯罪であった。
福島さんの記事で紹介されているのは、中国国内で比較的お金がないと思われる農村の
ヒエラルキー最底辺と思われる部分のダークな暗部が紹介されていて実にショックだ。
有線電話もケータイ電話も無くて、電気の乏しい内陸部奥地に誘拐されたらそりゃ逃げられないよなー……。
「危ない中国 点撃」も面白そうだな。
危ない中国 点撃! 福島香織の「北京趣聞博客」 (産経新聞社の本)
福島:誘拐されて農村に嫁として売られた先で、夫や家族との間に愛情は育つんでしょうか。
李楊:育つわけないじゃないか。愛情なんて何もない。売られると、レイプされ、暴力をふるわれ、徹底的に反抗する気力をうばうんだ。どこに愛情がある?女性たちは故郷に帰りたいと願うが、そうやってレイプされて言うことをきかされた女性は、(伝統的な男尊女卑や貞操観がじゃまして?)たとえ故郷に戻れる状況になっても、帰るに帰れない。
福島:実は、私以前に、女性の売り買いをする河南省の女衒(女性売買の仲介人)を取材したことがあるんですが、彼がいうには、売られてきた女性を徹底的にレイプするそうです。何人もで何日もかけてレイプすると、恥ずかしくてもうふるさとには戻れないし、親もそんな娘が帰ってきてはメンツがつぶれるので、望まないそうです。その女衒は「俺は3000人の女をレイプした」とか言ってました。非常に人なつこい、明るい笑顔で。
危ない中国 点撃! 福島香織の「北京趣聞博客」 (産経新聞社の本)
- 作者: 福島香織
- 出版社/メーカー: 産経新聞出版
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