富士通研究所、光ファイバーを用いたデータセンターの多点温度測定技術を開発

10kmのファイバを 10000ポイントに分解して温度測定か。ホントに実用レベルで温度分かるなら素敵だなあ。値段も高そうだけど。

富士通研究所、光ファイバーを用いたデータセンターの多点温度測定技術を開発


データセンターの消費電力のうち、半数以上をファシリティ関連が占めると指摘
 株式会社富士通研究所は4月4日、光ファイバーを用いた温度測定手法をベースとしたデータセンター向けリアルタイム多点温度測定技術を開発したと発表した。

 地球温暖化問題において、データセンターの電力消費量の大きさが課題となっている。その中でも、空調機器や電源といったITファシリティが半分以上を占めるという調査結果を示し、空調の省エネ化がデータセンターの省エネに大きく貢献すると同社は指摘。過剰冷房による空調のムダを削減するためにも、適正な温度分布を把握することが重要となる。

 今回発表された測定技術は、1本の光ファイバーを用いて1万カ所以上の温度を同時に測定可能な技術。光ファイバーを用いた温度測定技術は従来からあるが、「位置分解能が不足するため、発熱源が複雑に分布するデータセンターで利用するには問題があった」(同社基盤技術研究所長の矢野映氏)と指摘。