メーカ別HDD故障率一覧

サムチョン健闘してるなー。さすが昭和電工TDK日本電産のコンボ。

今の世代は意外と WDが故障率低いみたいだけど信じていいのかな……。


何も考えないとシーゲートを選んでしまいがちで、ES的グレード買うようにしてるがタマに日和って安いグレード買うときあるなあ。あれはデンジャーな選択肢だったのか。気をつけよう。

Samsung製は初めてという方も多いと思いますので、当店にて調査したHDDの
大まかな不良遭遇率一覧をご覧に入れます。
HDDはたまたま買って不良だったり、たまたま所有しているものが壊れたりすると
そのメーカーのものが大嫌いになってしまうものですが、当店は「お店」なので
それなりの数が出ている分、上を見ても一年に数個という方が殆どの個人より
サンプル数が多く、統計学上、信頼がおけるデータだと思います。

<不良率>
●WesternDigital 0.5%強
●HITACHI(HGST) 1.0%程度
Samsung 1.0%程度
Seagate 1.3%程度
Maxtor ほぼ販売なし(昔は1.5%程度)

<メーカー別特徴>
●WesternDigital
良い意味で期待を裏切る好実績。
3〜4年前の160GB、250GBクラスが出始めた世代から大幅リニューアルをして
品質が向上し、それ以来安定しています。
80GBクラスが主力だった頃はロット不良を出したりしていたので、隔世の感が
あります。

●HITACHI(HGST)
IBM時代からメーカー名も替わり、型番のルールも変わりましたが、不良率も
品質もよく言えば安定、悪く言うと変り映えがしないのがHITACHI(HGST)。
今も昔も、買って後悔しないメーカーであり続けています。

Samsung
高品質!と胸を張れないですが問題の無い不良率。HD321KJ、HD400LJ、HD400LD
などのシリーズになってから安定、不良率が低くなりました。それ以前は
不良率2%弱のモデルとかも有ったのは事実なのですが・・・(汗)
3〜4年前のWesternDigitalの状況になってきていると良いんですけれどね。
あとはHDDが安くて在庫が豊富な時と、まるで手に入らない時の差が激しい
メーカーだったりします。RAID5とかで同一モデルで揃え続けたいとかだと
売り切れになっている瞬間があります。

Seagate
このメーカーはバラクーダの世代ごとに特徴(発熱、静音)と不良率が変わる
メーカーです。80GBなどが全盛だった時代は非常に静音&低発熱なメーカー
だったりしましたが、現在はそれなりの発熱&音メーカーに変わってきてます。
あと、Maxtor合併後に不良率が悪化してきたデータがあるのが不安な所です。
(工場のラインまでは調査できていません)
ただ、Seagateの本領はSCSIおよびサーバー向けのESシリーズと呼ばれる長寿命
高品質モデル。不良云々いうならこちらを買え、というのがメーカーの言い分かも
しれません。実際、不良率はESシリーズだけなら非常に低いです。

Maxtor
今やシーゲートと合併していましたが、当時は不良率が高くお客様にご迷惑を
掛けてしまう場合もありました。Maxlineシリーズなど駆動部分に優れた製品は
あったのですが、コネクタの強度、チップの部分など、他のメーカーのHDDでは
殆ど壊れない部分の不良が多く、結果として高い不良率メーカーでした。
PCへの組み込み時にコネクターなどを丁寧に扱って自作すれば問題ないのですが、
そうは言っても力が入ってしまう時も有るものです。
当店ではジャンク品や開封品以外で不良率3%を超えたりすると取扱中止モードに
なるのですが、瞬間最大風速だとその「暴風域」に近付いたりしていました。