大学にいる人の生態

研究費を回転させようという意欲のある一部の人は対費用効果を気にするけど、それ以外の人は「満足度」が指標だったりするよなあ。

どういう方向で運用すると相対としての幸福度が上がるのか難しいところではある気がする(とお茶を濁す)。

大学の研究室にいて痛感するのが、本当に費用対効果という概念が存在しないこと。実験のクオリティを上げようと思えばいくらでも上げられるし、数年かけて完璧な論文を書くこともできる。


博士課程に「残る」人材像

 逆に、社会感覚に敏感で現実が見えている学生はどんどん企業や海外に流れていってしまう。こういう人のほうが経営力やコミュニケーション力をバランスよく身に付けた優秀な技術者になる素養を持っているのに、学部卒の友達がどんどん羽振り良くなって行くのに耐えられなかったり、幅広い教養とスキルを身に付けて成り上がりたいという欲求に負けたりして、大学には残れないシステムになっている。